ネーミングのヒミツ

名付け親はCAさん!?

「月でひろった卵」というちょっと長い商品名…。
このネーミングの名付け親は実は全日空の客室乗務員さんなのです。

月でひろった卵は1986年航空会社の国内線機内食の茶菓子として提案したのがスタートです。
採用が決定し、ネーミングを付ける段階で実は2つのネーミング案がありました。
社内で検討していましたが、当時取引のあった全日空様の意見も聞いてみようと弊社の会長が最終案を持っていった時の話です。

ひとつは「月の卵」、もうひとつが「月でひろった卵」。
全日空の担当者との間では、わかりやすい「月の卵」がいいだろうということになり、いよいよ本決定という状況でした。
ところが、担当の営業部長が突然、「女性の意見も聞いてみよう」と言い、近くにいた女性たちにヒアリングが始まりました。そこは客室乗務員の控室と同じフロアだったのです。
するとそこにいた客室乗務員全員が「月でひろった卵」のほうがかわいらしくていい、やさしいやわらかい感じがすると答えたのです。
女性に愛される商品じゃないと長続きしないだろうと再度話し合い、最終的に「月でひろった卵」に決定しました。

▲販売当時はシンプルで中身の見える包装でした。ロゴマークも現在のものと違います。

おかげ様で1986年に誕生した「月でひろった卵」は、今も多くのお客様に愛され、生産個数は1億個を突破しました。
これからもずっと長く愛されるように時代に合わせた改良をし続けています。